Q;単相式と複相式の使い分けは?
A;
N値10以上なら選択の余地無く複相
式を採用します。
従来、N値≦10の砂質土・粘性土共に単相式を採用してましたが
薬液注入協会(現:グラウト協会)の現行指針では標準工法から除外されており一律複相式により計画。
Q;工法の選定及び設計基準値は?
A;
共通編により改良径を決定、安全率、強度はJSG等の協会値を採用。
経済比較により薬液注入、単管〜三重管の比較にて工法の決定。
低減率・付着1/3,曲げ2/3もJSG協会資料を採用。
Q;耐震計算の考え方
A;
継手と継手・MHと継手の検討
モルタル充填されているが、さや管HPにより検討を行う。
あくまでさや管を本管扱いするため立坑近くの地山には可とう管の設置が必要。
さや管に問題なければ挿入管の検討は不要と思われる。
Q;耐震計算の考え方
A;鋼管の接続は全周アーク溶接にて接続するものとし、可とう性が期待出来ないものとします。
鋼管は本設扱いとし、水道施設耐震工法指針・解説(2029年版)の一体構造管路(鋼管)で計算を行います。
モルタル充填した場合、管体ひずみに安全側に働くと考えられるため、鋼管の計算で安全を照査すれば塩ビ管も安全とします。
マンホールと本体の接続部は、立坑内は塩ビ管のみとし可とう性を有する継ぎ手構造とします。